皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
神奈川新聞には、お隣の横浜市が進めている「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)」誘致に関する記事がよく掲載されます。コロナでこの構想は消えたと思っていたら、林文子市長はまったく諦めていないようです。市民意識調査では横浜市民の66.43%がIR誘致に反対で、賛成は22.41%ということですから、IR誘致は根本から見直さなければならないと思います。
以前、IRについては、このブログで何度も記事を紹介してきました。
2020年1月28日 神奈川新聞掲載のIR考「序章」
2020年1月29日 神奈川新聞掲載のIR考「IRとは」
2020年1月30日 神奈川新聞掲載のIR考「経済効果」
2020年1月31日 神奈川新聞掲載のIR考「ATM」
2020年2月3日 神奈川新聞掲載のIR考「規制制度」
2020年2月4日 神奈川新聞掲載のIR考「3カ所」
2020年2月5日 神奈川新聞掲載のIR考「まとめ」
2020年2月26日 小浜逸郎氏『横浜IR誘致に反対すべき本当の理由』
2020年2月27日 小浜逸郎氏『横浜IR誘致に反対すべき本当の理由』その2
2020年2月28日 小浜逸郎氏『横浜IR誘致に反対すべき本当の理由』その3
2020年3月2日 小浜逸郎氏『横浜IR誘致に反対すべき本当の理由』その4
2020年3月3日 小浜逸郎氏『横浜IR誘致に反対すべき本当の理由』その5
私はIR誘致反対の立場ですが、今日は私なりに「コロナと共存するIRのあり方」について、考えてみようと思います。
コロナと共存していくわけですから、「密にならないようソーシャルディスタンスを確保する」ことを前提にしなければなりません。当然入場制限が必要になりますから、制限人数を超えてしまい場外で待つ人は、中の人が出てくれないと入れません。そうなると、一人がカジノで遊べる制限時間を設定する必要がありそうですね。
仮に制限時間を3時間としたら、大負けする人が減る効果がありそうです。お隣の人との距離も離れているので、勝っている人の雰囲気が届きにくく、負けている人が「今度こそ!」と熱くならずに済むかもしれません。
さらに対策を進めて、人を完全に隔離するために個室で遊ぶようにしてしまえば、予算の範囲内で安全に遊ぶ人が増えるのではないでしょうか。コロナと共存するIRのあり方を想像してみると、今存在しているカジノより安全に遊べる場所に変わる感じがします。ギャンブル依存症対策としては効果が大きいかもしれません。
さて、そこで考えるのは、その程度の遊技施設が、自治体が膨大な予算をつぎ込み、つぎ込んだお金を上回る税収増をもたらすほどのビジネスとして成り立つのかという根本的な問題です。ちょっと考えれば、コロナと共存する対策は、カジノビジネスにおいては両立しないことが想像できるのではないでしょうか。
コロナと共存するIRをどうしても推進したいならば、そのビジネスモデルを明確に説明することなしに、横浜市民の理解は得られないと思います。まさか、コロナとの共存は無理だから、その点には触れずに作ってしまえ。できてしまえばどうにかなるなどと考えているとしたら言語道断です。