卒園アルバム

卒園アルバムの業者選び

卒園アルバム制作業者とのマッチング

卒園アルバムを制作する業者をご検討の皆さまが、どのような尺度で業者を選ばれているのかということは、当然ながらとても気になります。

今回は、特に『卒園アルバム工房』を宣伝しようということではなく、お客さまのニーズに照らして、どのようなお客さまが『卒園アルバム工房』と相性が良いのか、反対に、私たちはどのようなお客さまに選ばれたいのかという視点で考えてみたいと思います。

ボリュームと価格重視、あるいは小部数制作の場合、フォトブック業者一択か?

卒園アルバムを制作する業者を検討中のお客さまから、お問い合わせやお見積依頼をいただきますが、時々「本文60ページで作る場合のお見積もりをお願いします」というケースがあります。卒園アルバム工房は、そもそも8ページ~34ページを基本としていて、60ページものアルバムを想定していないのですが、それは「価格が高くなりすぎてご予算と合わないだろう」と考えているからです。

60ページもある卒園アルバムを作るには、アルバム係の方々の思いとそれなりの作業時間が必要ですが、そのページ数が条件ですと業者選びはフォトブック業者一択かもしれません。また、フォトブックは1冊から制作できるようですので、少部数の卒園アルバム制作にも適しています。

先日、ある幼稚園に伺って、卒園アルバム係の保護者の方々と、今年の卒園アルバム制作について話し合う機会がありました。ちょうどその時、以前フォトブック業者で作られたという、まさに60ページの卒園アルバムを見せていただきました。それは、アルバム係の方々が大量の写真を集め、時間をかけて頑張って作られた、とても立派な卒園アルバムでした。

正直な感想を言うと、作業する方々の意欲と技術があれば、フォトブック業者の制作ツールを使って、とても立派な卒園アルバムが作れることがわかりました。もちろん、印刷や製本の品質など、細かいことを言えば価格相応という部分もありますし、使用する写真の色味や明るさを前もって補正することができるなら、もっと良い仕上がりになっていたと思います。

ネットで完結するアルバム制作ですから「仕上がりは自己責任」ですが、ご希望のページ数がとても多いケースと、反対に制作部数がとても少ないケースでは、フォトブック業者さまの中からより条件に合うところをお選びになるのがよいと思います。

品質やサポート、オプション重視なら卒園アルバム専門業者

印刷・製本の品質、テンプレートやイラストの豊富さ、様々なオプションの選択、手厚いサポートを重視するお客さまは、卒園アルバム専門業者をご検討されると思います。

価格設定はもちろん、制作ツールのデザイン性や操作性、おまかせプランの内容や、手描き個別表紙、文集合本、フリーアルバム追加などの各種オプションに至るまで、各社それぞれに特徴があります。業者をお選びになる際には、ご希望のオプションを考慮しながら、各社のサービス内容や価格を比較して決めていくことになります。

そして『卒園アルバム工房』はどこに力を入れているのか?。宣伝はしないと言いながらも、私たちが頑張っていることはお伝えしたいと思います。こだわりはいろいろありますが、もっとも重視しているのが「サポートの質」です。

例えば、『将来の夢の着せ替えイラスト』を使いたい場合、卒園児のアンケートを取ってみたらユニークな職業が出てきたりしますので、その時はリクエストに応じて新しいイラストを作っています。

また、制作中のご不明点、ご質問に対するサポートはもちろんのこと、入稿後のレイアウトチェック(デザインの微調整や写真の重複チェック)では、気になった点をご相談の上で修正したり、写真の差し替えをしています。

そして『卒園アルバム工房』の最大のサポートは、お客さまの入稿後に、すべての写真をレタッチ(明るさ・色味補正)して、全ページの写真のバランスを整えていることです。特に子どもたちの顔がはっきり、健康的に見えることを重視し、顔にかかる影なども補正しています。

それらのサポート業務を、すべて社内のスタッフで行っているのが私たちの強みで、直接お会いする機会がないお客さまであっても、電話やメールを通じて、心が通う関係が築けるように努力しています。

そのようなサポートを重視しているため、ページ数の多いアルバムになるほど作業量が増え、価格が高くなってしまいますので、「10冊以上、8~34ページ」という制限を設けております。

ものの価値と価格の関係

話がそれますが、我が家は昨年末から通常の白米から無農薬の玄米に切り換え、その効果をとても実感しています。しかし無農薬玄米は、それまで食べていた白米の倍近い値段です。

食べるものに少し気を使うようになって、スーパーで商品を選ぶ時も、添加物とか国産かどうかなどを気にするようになりました。以前は30円前後で売っている激安豆腐を喜んで買っていたのですが、最近は「あまりに安いものはちょっと怪しい」と考えるようになりました。

ガソリンから食品から電気料金から、何から何まで値上げ、値上げで、生活者の一人として辛い思いは皆さまと同じです。同時に商売を行う者としては、様々な資材が次々に値上げされ、仕入れ高騰分を販売価格に転嫁できないと、先行きが見通せない苦しさがあります。

今のところは、写真もアルバムも販売価格を維持しておりますが、卒園アルバムでは「リピート割」以外の「早割」「遅割」といった割引サービスを中止しました。一日も早く、価格以外の魅力で多くのお客さまに選んでいただけるようになりたいものです。

卒園アルバム専門業者の業界全体で考えても、身を削って、品質を妥協してまで価格競争をするよりも、商品とサービスの質で競い合う関係になれば、フォトブック業者さまの業界とはっきり棲み分けができるようになるでしょう。

品質のよい卒園アルバムを求めている幼稚園、保育園の保護者の方々は、日本中にたくさんいらっしゃるはずです。私たちはそのようなお客さまに選ばれる会社になれるよう、スタッフの成長と部署の連携強化によって、商品とサポートの質をより磨きながら、卒園アルバムの受注数を増やしていきたいと思っています。

 

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