卒園アルバム工房が写真のレタッチにこだわる理由

卒園アルバム工房は、サービス開始以来、卒園アルバムに使用している写真データを一度取り出し、専門スタッフが明るさや色味の補正処理(レタッチ処理)を施してから入稿データを作成してきました。何故、写真のレタッチにこだわっているのかをお話ししたいと思います。

写真屋だから

はじめにもっともシンプルな理由から。それは写真屋だからです。カメラマンが撮影した写真はもちろんのこと、保育園や幼稚園の先生が撮影した写真についても、私たちは、お客さまにはきれいな写真を購入していただきたいと考えています。

お客さまに販売する写真は、すべてレタッチ処理を施していますから、卒園アルバム事業を開始した時から、写真のレタッチは必須の作業と位置づけていました。

アルバムの出来映えが明らかに変わる

そして、もっとも大きな理由は、アルバムの出来映えが明らかに違うからです。完成したアルバムがお客さまに届く時、私たちもそのアルバムの仕上がりを確認します。特に写真のレタッチを担当したスタッフは、担当したアルバムの仕上がりをとても気にしています。

ページをパラパラとめくっていくとすぐにわかるのですが、写真の明るさが統一されていること、色味もある程度調整できていることが、アルバムの仕上がりにとってどんなに大切かを確信します。

逆に、写真の明るさがバラバラで、暗い写真がそのまま印刷されていたりすると、せっかく写真の配置やレイアウトを頑張ったのに、期待通りの仕上がりにはならないでしょう。

私たちも画質が悪い写真や、色被りしている写真には苦労しますが、それでも可能な限り処理して、他の写真との統一感を大切にしています。

お客さまの声を励みに

ここで、アルバムをお届けしたお客さまの声を少しご紹介します。

昨日アルバムが届き、さっそくケースから出して、一気に全ページを見て感動しました!!! 印刷の品質、色の調整など完璧です。表紙も箔押しにして正解だったなと思いました! 子供も食い入るように見ていて、紙質が厚いおかげで折り目もつけずに見ることができました。編集の際、何度もフォローしていただき本当に助かりました。ふぉとすてっぷさんで作ることが出来て本当に良かったです。ありがとうございました。
昨日、アルバムが無事手元に届きました。作成中には色々と相談にのっていただき、とても心強かったです。ありがとうございました。また、仕上がりを拝見しましたが、写真の色補正のおかげもあり、とても明るく綺麗に仕上がっていました。重ねてお礼申し上げます。
実物が手元に届き、クオリティの高さに驚きました。最新のPCで作成しており、画像はかなり良い方ではありましたが、やはりPCで見ているのとは雲泥の差でした。

お客さまから、アルバムの仕上がりに感動した声が届くと、私たちはとても励みになります。特に「昨日、アルバムが届き・・・」とすぐにご連絡をくださったりすると、お客さまの感動が伝わってきて、本当に嬉しいものです。

実は悩みも大きい・・・

写真販売もアルバム制作も、価格競争の結果、薄利多売で成り立つサービスが増えてきたと感じています。街の写真屋さんは別として、大規模に写真販売を展開している業者ほど、写真のレタッチを行っているところは少ないでしょう。カメラマンに支払う撮影料の他は、できるだけコストを抑えたいと考えるからです。

卒園アルバムも、制作ツールの性能アップやイラストを増やすことに力は入れても、写真のレタッチを行うのは、労力とコストを考えると難しいのです。写真販売と同様、アルバムの受注量が多い業者ほど、写真のレタッチ処理を行うのは困難なはずです。

かく言う私たちも、卒園アルバムの写真のレタッチ処理は、どの程度の時間をかけるのか、どの程度の仕上がりを目指すのかということについて、まだまだ手探りの状態です。

レタッチ処理は奥が深く、1枚1枚の写真に対して完璧なレベルを追求していたら、とても無料で提供できるサービスではなくなってしまいます。そうだとしても、かなり手強い写真に対して、手をかければ一定のレベルに仕上げることができるのもまた事実なのです。

将来、もっと受注量が増えてきた段階で、レタッチ処理の程度に応じて、有料オプション化を検討する時期が来るだろうと考えていますが、今のところは、無料サービスとして、レタッチ作業の精度とスピードを上げていくことに努力しています。

パソコンモニターで見ている色は?

次に、パソコンモニターのカラーマネジメントについて、触れておきます。

弊社の「卒園アルバム工房」もそうですが、皆さまがパソコン上で制作ツールを使用し、卒園アルバムのレイアウトを完成させられる便利な時代になりました。そのおかげで卒園アルバムの価格も以前よりかなり安くなっています。

制作ツールの中には、写真の明るさや色味の調整ができるものもありますが、特に色味については非常に難しい問題があるのです。

それは「皆さまがパソコンモニターで見ているその色は、アルバムになった時どんな色になるのか」という問題です。もちろん、赤い帽子が印刷したら青い帽子になったり、緑の若葉が紅葉に見えてしまうことはありません。でも、モニターで見ている色と印刷されてアルバムになった時の色は「まったく別物」なのです。

「色」ほど複雑ではありませんが、「明るさ」も同じです。パソコンモニターがとても明るく設定されていれば、本当は暗い写真も明るく表示されてしまいますよね。

私たちは、印刷会社からサンプルのデータとそれを出力した紙媒体を取り寄せ、パソコンモニターで表示したサンプルデータの色と明るさが、印刷会社が出力した紙媒体に近くなるようにカラーマネジメントをしています。

同じ方法で弊社の写真プリント機で出力したプリントとモニターを合わせていますので、販売写真をレタッチする時とアルバム写真をレタッチする時で、モニターの設定を切り替えながら作業しているのです。

レタッチができないケースについて

最後に、私たちがレタッチ処理できないケースについて。それは、卒園アルバム工房上でレイアウトを作らずに、皆さまご自身がIllustratorなどのソフトを使用してオリジナルデザインのページを挿入したい場合です。そのページに関してはpdfの完成データで入稿していただき、そのまま印刷工程に進むことになりますので、写真の色味や明るさを調整することができません。

写真の色味や明るさに不安がある場合は、先に1~2枚の写真データを送っていただいて、私たちがその写真をレタッチしてお戻しするなどのサービスを行っています。それらの写真を基準にして、他の写真の明るさや色味を調整すれば、ある程度、統一感を保つことができると思います。

今後の技術の進歩に伴い、さらに効率よく写真のレタッチができる日が来るのでしょうし、卒園アルバム制作においても、新しい魅力的なサービスが登場してくるかもしれません。私たちは、技術の進歩は大いに利用しながらも、これからも「きれいな写真」へのこだわりを大事にして、写真と向き合っていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。