卒園アルバム工房は2020年度から、最新鋭の印刷機【Jet Press750S】による印刷に切り替えます。これまでも写真のレタッチ処理により、アルバムの美しさ、綺麗さには、お客さまから一定のご評価をいただいて参りましたが、印刷品質の向上により、さらに美しいアルバムをお届けできることとなります。
卒園アルバムの印刷は、今では少部数印刷に適した「オンディマンド印刷(高細密トナーによるレーザープリント)」が主流になっています。「オフセット印刷」と比較して「色むらが出やすい」「細かい文字や線が若干にじむ」などの特性が目立つこともありましたが、最近はかなり印刷品質が上がっていました。
そして最新の技術を導入した「インクジェットデジタル印刷機」の出現により、もはや「オフセット印刷」を凌駕する高画質を実現できる時代になりました。今回は最新鋭のインクジェットデジタル印刷機【Jet Press750S】を紹介させていただきます。
印刷本紙への高品質な出力を実現する『Rapic 技術』
描画直前に、新開発のプレコンディショナーを塗布することで、インク滴同士が混ざり合うことによる「にじみ」を防止。用紙上の狙った位置に独立したドットを形成でき、紙質に左右されず、多様な印刷用紙で鮮明な画像再現が可能です。
広色域・髙発色の水性顔料インク『VIVIDIA』
インクには、独自開発の水性顔料インク『VIVIDIA』を採用。発色性に優れ、広い色域を持つため、オフセットのプロセス4色インキでは再現できない鮮やかな色彩表現が可能です。また、用紙の風合いを活かした、水性インクならではの自然な仕上がりが得られます。
高繊細FMスクリーニング
髙繊細FMスクリーニングにより、高い解像力、滑らかな肌の階調表現が可能。FMスクリーニングによって、AMスクリーニングの宿命であるロゼッタパターンもありません。
※AMスクリーニングとは、Amplitude Modulated Screeningのことで、等間隔に並んだ網点の大きさを変化させることでカラーを再現するスクリーニング技術。
※FMスクリーニングとは、Frequency Modulation Screeningのことで、粒子のように細かい同じ大きさの点を必要とされる密度で配置することでカラーを再現するスクリーニング技術。
耐摩耗性、耐熱性、耐薬性に優れたUVニス加工(光沢加工)
Jet Press 750Sは、(社)日本印刷産業連合会の「グリーンプリンティング(GP)資機材認定制度」において、最高ランクである「スリースターの認定」を取得しています。
従来の光沢加工に比べ、UVニスは原材料がほぼ100%樹脂で、環境適性が高い加工です。また、耐摩耗性、耐熱性、耐薬性が高く、黄色に変化するなどの経時変化に対する体制にも優れています。
まとめ
印刷機の資料を基にして書いたため、何やら専門用語が多く、小難しい内容になってしまいました。簡単に言えば、「これからは最新技術の搭載された高価な印刷機で卒園アルバムを印刷しますから乞うご期待ください!」ということです。
お客さまに無料で配布しているサンプルアルバムも、新しい印刷機で作成しました。実際のサンプルアルバムで印刷の品質をご確認いただきたいと思っています。お気軽にお問い合わせください。