社長ブログ

不寛容社会

皆さま、おはようございます。保育園、幼稚園写真のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。

最近、「不寛容社会」という言葉が気になっています。喫煙、不倫、においなどなど、自分が気に入らなければ、自分に直接関係がないことでも「許せない」と過敏に反応し、「他人叩き」をする風潮が大きくなっているように感じませんか。「人のことより、自分のことを考えようよ」と言いたいのですが、日本人は「他人叩き」が好きなのでしょうか。

谷本真由美さんという方が『不寛容社会』という本を出されているそうで、今度読んでみたいと思っています。谷本さんがその本の中で「日本人が他人叩きをやめ、生きやすい社会をつくっていくために何が必要か、それは次の4つのことを意識して、心の持ち方を変えていくこと」と書いているとネットの記事にありました。大切なことだなと思ったので、引用しておきますが、早く本をちゃんと読まなければいけませんね。

・人と自分は違うということを認めること
・異なることに寛容であること
・大雑把に生きて細かいことは気にしないこと
・高望みせずに自然の摂理に従うこと

話は少し大きくなりますが、今の対立している日韓関係についても、私は同じような立場で考えています。そもそも相手が考えていること、立場は自分とは違うのですから、違う点を争ってカッカしても始まらない。ましてや総理大臣ともあろう人がイライラ、カッカしていては、国の将来が心配です。

私は大河ドラマ『いだてん』を毎週楽しみに見ています。世間の評価はわかりませんが、私はとても素晴らしいドラマだと感心しているのです。笑いもたくさんありますが、犬養毅首相暗殺のシーンでは、今の風潮と重ねて考えさせられました。

犬養毅は、満州問題について平和的解決をめざすと強調し、「いかなる場合も武力に訴えてはならん」「人間同士、話せばわかるんだよ」と言います。若い将校たちが犬養毅を襲ったとき、犬養は彼らを部屋に入るよう促し、ひとり座りながら将校たちの話を聞こうとしますが、「問答無用」と狙撃されてしまいました。

やはり「問答無用」は危険ですね。「人間同士、話せばわかるんだよ」犬養毅の言葉を噛みしめながら、現首相にも大先輩に学んで欲しいと願います。

 

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