皆さま、おはようございます。保育園、幼稚園写真のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
唐突ですが「一期一会」という言葉は、もともと茶道の言葉で「茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに誠意を尽くす心構えを意味する(by Wikipedia)」意味だそうです。だから「二度と会うことがないかもしれないので」というより「度々会う人にも、今日が最後という思いで」その瞬間を大切にしなさいということでしょう。
私事ですが、今の会社を立ち上げる前は「航空写真」の営業マンでした。時々カメラマンもしていましたが、90%営業マンです。保育園、幼稚園のお子さまも小学校に上がると経験されるかもしれませんが、校庭に人文字を作り空から撮影するあの航空写真です。川崎市内の小学校は、ほとんど10年に1度の周年行事の時しか撮らないですし、私が活動していた東海圏でも最短で3年に1回というイベントでした。だからその営業は、日々学校を廻りながら来るべきその日のために先生方と関係を作り、撮る時は「他社ではなく自社で」撮ってもらえるようにする地道な活動です。それだけ聞くと「地道でコツコツ」と思われるかもしれませんが、「今日の受注」がないと会社が成り立たないので、楽しいか、苦しいかと言われれば、苦しい営業活動でした。同じ小学校でも、3年後、5年後、10年後の撮影時は、校長先生も教頭先生も変わっていらっしゃるので、当時はそのような営業活動をしながら、「一期一会」という言葉をかみしめたものです。
そのような経験を経て「ふぉとすてっぷ」を設立しましたが、最初から決めていたのは、一度お付き合いのあったお客さまが3年後、5年後ではなく、数ヵ月のうちに、できれば翌月にでも仕事をさせていただけるビジネスモデルでした。「一期一会」の精神は大切にしなければいけませんが、「一度きり」ではなく「継続して」お付き合いができるビジネスにしたかったのです。お客さまが一人もいないところからのスタートでしたが、「開拓したお客さまは減らない」のだから、コツコツ頑張ればいつか成り立っていくはずと信じていました。だから「株式会社ステップ」という社名にも「step by step(一歩ずつ)」という思いを込めました。
現在新しいパンフレットを印刷に出しており、まもなく出来上がってきます。8月20日のこのブログ「ふぉとすてっぷ 東京進出!?」にも書きましたが、8月20日時点でお客さまの数が171園でした。そしてこの間、川崎市内の保育園が1園、東京23区内の保育園が2園増えましたので、今日現在は174園です。
スタッフが増えて、私の心境としては「売上を伸ばして利益を上げなければ・・・」と正直言うと焦っているのですが、やはり「地道にコツコツ」が大事と自分に言い聞かせています。今日はその川崎市内の保育園に打ち合わせに行きますが、この初回の打ち合わせだけは、スタッフを差し置いて私が行かせてもらっています。その後はなかなか伺う機会がなくなるので、最初のご挨拶は丁寧にさせていただきたいと思っています。