皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
今日のタイトル「常に考える 何故・ナゼ・なぜ」は、毎朝スタッフで音読している本「日本でいちばん大切にしたい会社2」に登場する「未来工業株式会社」の経営理念です。私も「よく考える」ことはとても大事なことだと思いますので、日頃ふぉとすてっぷのスタッフにも「よく考えよう」と話しています。
しかし今朝は雨の中、何かどんよりとした気持ちで出社しました。原因は昨日の衆議院特別委員会での安保法案の強行採決です。朝、早く目が覚めたので布団の上でスマホのニュースを見ていたら、NHKが昨日の特別委員会の審議を中継しなかったため、インターネットの国会中継がパンクしたと。正直「ここまでやるのか・・・」と恐ろしいような気持ちになってしまいました。
日頃、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル」を推している私ですが、安倍首相のお友だちだという籾井勝人(もみいかつと)氏が会長になって、いよいよ公共放送としての信頼度が揺らぎ、特にニュース番組には期待していませんでした。今朝はいよいよNHKを見る気になれず民放局に切り替えましたが、たまたまのタイミングだったと思いますが「中国のテレビの放送規制」についてのニュースをやっていました。
「中国や北朝鮮を非難している場合じゃないでしょ」と思いますし、最近「日本はすばらしい」という内容の番組が増えているような気がして、ちょっと眉唾ものだなと思っていました。もちろん様々な職人技の仕事や心のこもったおもてなしなど、日本人(ニホンジン)のすばらしい人が紹介されている番組を見ると嬉しく、誇らしく思います。(余談ですが、テレビで「ニッポンジン」というのも気になっています。ダイニッポンテイコクみたいな?そのうちアナウンサーが「美しい日本語」を「ウツクシイニッポンゴ」とかいうのかな・・・と)
仕事のことだけでなく、社会のことも、昨日よりも「よく考える」、そこからなら多くの人たちが始められると思います。「そんな悠長な事態じゃない。」反対に「日本人はダメだ。痛い目に合わなきゃわからないんだ。」どちらの声も聞きますが、一人ひとりが自分の生活や仕事と結んで「よく考える」、「まず隗より始めよ」です。できることから始めていくのがいいと思います。
今朝のニュースの話に戻りますが、昨日、安保法案に反対する人たちが国会周辺に数千人も集まり強行採決に抗議していましたし、Facebookを見ると私の知り合いも足を運んでいてすごいなと思いました。テレビのインタビューでは、政府への怒りを表明する声と合わせて、一人の若者が「守っているだけじゃダメなのかなとも思います」と答えていました。でもその若者はインタビューに答えてから「でも誰が戦争に行ってくれるのかな」と考えたのではないかと思うのです。
私も子どもに関わる仕事をしている者として、幼稚園児、保育園児のこと、将来生まれてくるだろう孫のこと(我が子たちはまだ結婚していませんが)を考えます。15年後には今の幼稚園児、保育園児も皆、若者です。調べてみたら自衛隊員を海外派遣できるようにしたPKO法案の成立が1992年で、小選挙区制になったのが1994年でした。そこから21年かかって自衛隊が戦争に参加できるようになります。(まだ決まっていませんね。すみません。)
これを長いとみるか、短いとみるか、少なくとも遠い将来のことではなくて、今の子どもたちに関わることなのだとわかります。15~20年後はもっともっと事態は進んでしまうかもしれません。
私が愛読している「東京新聞」は、ジャーナリズム精神に立ってしっかり報道してくれていると信頼しています。新聞もしっかり読んで、子どもたちの未来に責任を持つ大人になれるようにしなければと思います。