シン・社長ブログ

2021年度ふぉとすてっぷの展望

まだまだウィズコロナが続く

2021年3月21日で緊急事態宣言がお手上げ的に解除されました。日本でも変異株の感染が徐々に広がっていて、早くも感染再拡大の兆候があるようで心配です。一方でオリンピックの聖火リレーは予定どおり?スタートしました。スポンサー企業が、大音量でマスクもせずに大騒ぎしている様が非難されていますが、世界の方々は日本のこの状況をどう見ているのでしょうか。

大人の複雑な事情が絡んでいるのもわかりますし、文句を言っているだけでは駄目なのでしょう。だからこそ、この国のリーダーには「判断基準は国民の生活と命」と明確にしていただき、私たちの心に刺さるメッセージを届けてほしいと切に願います。判断基準は内閣支持率ですか?と勘ぐりたくなるような行動は、どうかやめていただきたい。

こんな中小零細企業の舵取りだって苦労するのですから、一国の舵を取る責任は計り知れません。ぜひよろしくお願いしたいです。

コツコツとお客さま向けシステム開発

2017年の自社プリントへの移行に合わせて、「ふぉとすてっぷマイページ」をリニューアルし、受注処理からプリント出力までを管理できるシステムを構築しました。それから、卒園アルバム制作ツール「卒園アルバム工房」のリリース、「お顔検索機能」「購入データのまとめてダウンロード機能」の導入、「卒園アルバム制作ツールリニューアル」「ビデオ販売サイト」など、何とか開発資金を捻出して、システム開発を進めてきました。

これらの開発の中でもっとも時間がかかっているのが「卒園アルバム制作ツールリニューアル」です。従来はPCにインストールして使うソフトでしたが、WEBブラウザ上で操作できる制作ツールを新開発し、2020年11月よりお客さまに使っていただいています。

アルバムツールには高度な編集機能を盛り込んで、お客さまが手軽にデザイン性の高いアルバムを作成できることを目指しています。それでも、細かな操作精度や不具合の調整を今も続けていますし、お客さまの通信環境の影響も受けるため、なかなか一筋縄ではいかず苦労しています。ようやくゴールも見えてきて、新年度はもっと多くのお客さまに安心してご利用いただけるはずです。

変化するニーズに合わせて

写真を販売している「ふぉとすてっぷマイページ」のシステムを基に、インターネットでビデオ購入ができるように「ビデオ販売サイト」を開発しました。

これまでビデオ販売に関しては、代金を一括でご請求することが多かったのですが、保育園、幼稚園が保護者から現金を集めないで、写真と同じように保護者が直接支払えるようにしてほしいというご要望が多くなりました。そしてコロナ禍の中で新しく始めた「ビデオ編集サービス」の引き合いも多かったため、急遽「ビデオ販売サイト」の準備を始めたのでした。

ようやく業務システムに手が回りそう

これからもお客さまのご要望に応えていく努力は続けて参りますが、今年度は、後回しになってきた社内業務用のシステム改良に取り組んでいきます。それを決めた理由の第一は、昨年度コロナ禍での業務を経験した社員の意識変化と成長を感じることができたからです。

それまでは忙しい時期は残業が当たり前でしたし、「人手が足りない」「社内システムが不便」など、ネガティブな声も時々聞こえてきました。しかしながら、どうしてもお客さまが利用するシステムが優先になり、業務用システムの改良に手が回らない状態でした。

それでも前年度の秋から春までの繁忙期は、できるだけ残業をせず、(土)(日)もしっかり休み、(土)(日)に撮影があった社員カメラマンはすぐに振替休日を取っています。各リーダーが業務の進行具合を確認しながらチーム内で助け合い、皆が定時に帰れるように頑張りました。コロナの影響で、写真販売の全体量が多少減っていることも影響しているのでしょうが、それでも十分に忙しい中、皆本当に頑張って年度末の業務を乗り切ったと思います。

壁を打ち破っていく強い会社になりたい

同業他者さんの話ですが、園児数が30名以下の小さな保育園に対して、今年度から撮影できないと通告しているそうです。断られた保育園から弊社にも問い合わせがあり、話をお聞きしましたが、何ともひどい話です。きっと営業の時は「話しやすいいい話」ばかりしていたのでしょう。

園児数が少なければ、その分写真の売上額が少なくなるので、どうしたらカメラマンの派遣が成り立つか、保育園にあらかじめ写真販売の仕組みを理解していただくことが大事です。また、よい写真が撮れてたくさん買っていただくためには、保育園との協力関係も必要です。

お互いの理解を深めるためには、言いにくいことも隠さないで、しっかり話し合うしかないのですが、そのためには相手に対する信頼に基づいた勇気が必要です。ふぉとすてっぷの社員にはその勇気を持って欲しいと事あるごとに話していますが、突き詰めると、自分の仕事に対する誇りに行き着きます。誇り高く、かつ謙虚でありたいものです。

コロナ禍はまだまだ続きます。業界の競争もますます激しくなります。私たちはよい仕事をして、誇りを持って、もっともっと仕事を広げていく決意でおります。様々な困難や壁にぶつかっても、それを打ち破っていく強い会社になりたい。先日受講したWEBセミナーで、【ネガティブな思考は気分、ポジティブな思考は意思】という話がありました。【ポジティブな思考とは、強い意志の力で、楽観的な解釈ができること】だと。

まさにその通りだと思います。困難や壁に直面しても打開策を考えて、前に進んでいけるよう頑張ります。

 

 

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