皆さま、おはようございます。保育園、幼稚園写真のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
企業経営をしていて、よかれと思って始めた企画がうまく進まず、企画の中止や方針転換をしなければならないことはあります。その経営判断をするのが社長の責任だと思いますし、利益の上がる見込みのない仕事を続けることは、その仕事に従事するスタッフにとっても不幸なことです。すべてがうまくいけば苦労はありませんが、やってみてダメだと思ったら、その原因を分析して、スタッフに新しい方針を示して理解してもらうしかありませんし、その判断は早いほうがいいと私は思っています。失敗から学ぶこともたくさんあります。そのような考え方に立って、3月にスタートさせた「ふぉとすてっぷSelf」も一度停止し、新たな企画に練り直すことにしました。
「新しい判断」とは流行語になりつつありますね。国のトップが使った言葉ですから、会社のトップの役にも立つかと思いきや、「古い判断」の何がダメだったのか、何を間違えたのか、という分析はあえてしないようにしているらしい。「古い判断」にこだわらず「新しい判断」を持ち出せば何でもいいようです。「新しい判断で完全週休二日制を隔週休みにします」と宣言したらふぉとすてっぷのスタッフは、「休みを減らさなければ会社がやっていけないというのは、儲からない仕事しか取ってこれない経営者の責任だ!」と言うかしら。「私たちは頑張っている、これ以上は頑張れないです!」とか言うのかも。少なくとも、万が一にもそのようにしなければ会社が回らなくなる事態に追い込まれたら、スタッフに土下座をしてでも助けて欲しいとお願いするしかないでしょう。
仮に社長の方針を「シマノミクス」と名付けます。「シマノミクスは決して失敗していません。これははじめに断言しておきます。これからはますますシマノミクスのアクセルを踏んでいきます。」「新しい判断で週休二日は隔週にすることにしました。」こんな宣言がスタッフに通用するとは思えません。誠実に失敗を認めて反省し、その上で新しい方針に展望が持てるように理解を促す努力をする、そういう真っ当な姿勢こそが、経営者としてだけでなく、人間として大切だと私は思います。
「あ~、なめられている!腹が立つ!」昔から偉そうにする人が大嫌いでしたが、テレビで顔を見る度気分が悪くてかないません。今回は、腹立たしさで主観が強い内容になってしまったかもしれません。客観的な第三者の目で見てもらう必要がありそうですね(笑´∀`)。
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と、ここまでは先週金曜日の夜、皆が帰ってから書きました。配達中に聞いていた「大竹まことゴールデンラジオ」に触発され、私も何か書いて見ようと思ったのでした。(金曜日のパートナー、室井佑月さんが好きでよく聞いています。)
腹立たしいニュースが多い中、今朝はうれしいニュースもありました。昨日、中原区の平和公園周辺で計画されていたヘイトスピーチのデモが1000人規模の市民の方たちの抗議で中止になったとのこと。我が家で見た「東京新聞」でも大きく取り上げていましたが、会社に来て「神奈川新聞」を見ると1面トップの記事でした。(以前は日経でしたが数ヶ月前から神奈川新聞に変えました。)
先日成立した「ヘイトスピーチ解消法」の趣旨を踏まえ、川崎市が全国に先駆けて不当な差別的言動が行われる可能性が高いと、ヘイトデモの公園利用を不許可としたのですが、県警はヘイトデモの道路使用を許可しました。どうして県警は許可するのだろうと釈然としない気持ちでいましたが、警察庁もヘイトデモで不当行為があった場合は厳正に対処するように全国の警察本部に通達していたと記事にありましたので、警察もデモを中止するように促したのでしょう。
いずれにしても、人として聞くに堪えないスピーチを繰り返す人たちが規制されてよかったと思います。以前の仕事で桜本の小学校にも伺ったことがありますが、学校内には「共生」に取り組んでいる掲示などがありました。私自身も中学生時代、在日コリアン2世の友人がいましたが、とても優秀な楽しい男で仲良くさせてもらった思い出があります。そんな思い出もあり、ヘイトスピーチには心を痛めていたのでした。