皆さま、おはようございます。保育園、幼稚園写真のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
今日もお二人のカメラマンさんと面談を入れています。昨日のブログでも書きましたが、これまでよかれと思って取り組んできたことが、実はカメラマンさんから見るとそうでもなかったということがあります。私がここは改善しようと一番に思ったのは、カメラマンさんの納品する写真についてです。「ふぉとすてっぷ」では長年、カメラマンさんには撮影した写真の選別をしっかりやっていただければ、レタッチ(写真のトリミングや修正)はしなくてよいという仕組みにしてきました。それは、カメラマンさんの撮影した写真をすべて社内でレタッチしているからです。写真の品質には社内で責任を持ちましょうということで、確かにそれは意味あることでしたし、他社さんではカメラマンさんから納品された写真はほぼそのままお客様の閲覧するサイトにアップされているらしいという噂を聞くと、「ふぉとすてっぷ」ではそんな無責任なことはできないと社内でレタッチをすることにある意味誇りを持っていました。
しかし最近、その弊害が顕著になってきました。一つはなんと言っても写真の販売が遅くなることです。運動会以来、1ヵ月お待たせする事態が解消できません。社員カメラマンやデザイナーは自分の仕事と並行して、写真のレタッチを連日頑張っていますが、それでも次々と撮影があり写真が貯まっていくので、やってもやっても追いつかないという状況になってしまっています。
そしてこちらも私に決断をさせたもう一つの理由ですが、プライド高く仕事に取り組まれているカメラマンほど、自分の納品する写真に責任を持ちたい、そしていい仕事をしたら正当に評価されたいと思っていらっしゃるということです。これまで「カメラマンさんの納品したままを販売するなんてとても考えられない」と思っていたのは、ある意味カメラマンを信用していないことになります。そうではなくてしっかり仕事をしてくださるカメラマンには相応の撮影料をお支払いするという、当たり前のことができる体制を社内で作らなければなりません。写真をお客様のサイトにアップする社員が、写真の品質、カメラマンの力量を見極め、正当な評価を下すための基準づくり、そしてその仕事をしっかりすすめられるだけの時間的余裕を作り出さなければならないということです。今のようにスタッフが写真のレタッチに追われていたのでは、そのような仕事はできません。今後は、先生方が撮影した写真はこれまでどおり社内でレタッチをしますが、プロカメラマンが撮影した写真は社内でレタッチしないで販売できる水準になるよう、様々な方法を模索していこうと思います。
できることからすすめようと思っておりまして、早速昨日から「現場到着報告」「撮影終了報告」を電話でなく、専用フォームでできるようにするために作業を始めました。今日、準備が完了すれば今度の(土)(日)の撮影からカメラマンさんに使っていただこうと思います。私自身がいいと思うことはどんどん取り入れていく意欲と柔軟な頭を持っていなければなりませんね。