社長ブログ

誇らしい川崎市の決断

皆さま、おはようございます。保育園、幼稚園写真のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。

我が町、川崎では、本当に残念なことですが、レイシスト(差別的な言動をする人)が在日コリアンの殺害を叫ぶなど、卑劣なヘイトデモを繰り返し行ってきました。私自身、中学生時代から在日コリアンの仲の良い友だちがおりましたし、仕事で川崎区の桜本にも行きます。その町では多様な方たちが共生し、仲良く暮らしていることも知っています。多くの市民が抗議のカウンター活動に参加されていることも知っています。

私自身は、恥ずかしながら具体的な行動ができている訳ではないのですが、それでも「表現の自由に関わる難しい問題だ」などと、わかったようなことを言って思考停止になるのはやめようと思っています。会社で読んでいる「神奈川新聞」はヘイトスピーチの問題を積極的に取り上げているので、それらの記事はできるだけ読むようにしています。先日、ジャーナリストの安田浩一さんの講演の記事に、ヘイトスピーチの本質がわかりやすく書かれていたので、少し抜粋します。

「ヘイトスピーチは社会的力関係で強い者が少数派の属性を攻撃するもので、生み出されるのは一方的な加害者と被害者しかない」

「子どもがよってたかって殴られていたら理由を尋ねたり、殴り返せと説教したりせず、いじめを止めるはず。差別を止めるのも人として当たり前で、社会のたしなみだ。差別があれば、行政や市民が駆け付け、この社会を壊すなと訴えるだけだ」

そして、昨日の神奈川新聞1面に、福田紀彦川崎市長が、現在制定を進めている「あらゆる差別を禁じ、根絶を図る条例」に「刑事罰」を導入する考えを表明したとありました。全国初の画期的な条例で、市議会も足並みが揃っているようですから、必ず全会一致で決めてほしいと思います。

 

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