皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
東日本大震災の日から丸4年が過ぎました。テレビや新聞でいろいろな報道がされていますが、私自身のことを考えても日頃は意識が低くなってしまっている感がぬぐえません。被災地の方々にとっては、もとの生活にはほど遠い現実がたくさんありますし、特に福島の現状は本当にやるせない気持ちになります。「状況は完全にコントロールされている」と言ったのは総理大臣でしたか?。まったくひどい話です。来日していたドイツのメルケル首相の発言を聞くと、侵略戦争の総括や原発政策などにおいて、ドイツは本当に潔いし立派だと思います。でもそれは本来ふつうで当たり前のことだと思うのです。「戦争賛成!」「原発推進!」というほうがおかしいですよね。ほとんどの国民はそうだと私は思います。
仕事の話に戻しますが、我々の仕事は、保育園、幼稚園、そしてそれらの園にお子さまを預けていらっしゃる保護者の方々がお客さまです。お子さまの写真を掲載して買っていただく。単純と言えばそれまでですが、そういう意味ではきれいな仕事です。駆け引きや誇大広告も必要ありません。仕事を正確に、丁寧に、お客さまに迷惑をかけない程度のスピード感を持って進めていくことができていれば、それほどお叱りを受けることもありません。だから実態以上によく見せようと飾ったり、うそをつく必要もないのです。
2011年3月11日、あの地震が起きたとき、私は都筑区の保育園に居て園長先生と打ち合わせをしていました。揺れ始めた時は「けっこう大きいですね」「なかなか長いですね」などと話していましたが、その後さらに大きく揺れ始めたため、先生方は子どもたちの避難態勢に入り、私はそそくさと退散したのをはっきりと覚えています。その後会社に電話がつながらなくて心配しましたが、当時は会社には2、3人しかいませんでした。揺れる棚を必死で押さえたと言いますが、ケガ人も被害もなくホッとしました。あの日のことを思い出すと、4年間で会社はずいぶん変わったなと思います。昨日はあの日に比べてとても忙しかったし、社内も活気がありました。
最後に自分のことですが、3月11日は私の誕生日です。48歳になりました。これからも、自分や会社のことだけでなく、被災地の未来、日本の未来を考えることができる3月11日にしたいと思います。