社長ブログ

写真の日付入れに関する問題 その1

皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。

先生方が撮影した写真を販売するとき、購入される多くの保護者さんが「日付印字あり」を選択されています。写真の右下に「2017/07/07」のように撮影日が印字されるのですが、我が子のスナップ写真などでは日付が記録されるのは便利ですね。

「写真への日付印字」サービスが正確に提供されるためには、2つの条件があります。一つは、撮影するカメラの「日付設定」が合っていること。もう一つは撮影するカメラの「タイムスタンプ(日付焼き込み)機能」がOFFになっていることです。

デジカメで撮影した画像データには「exif情報(いぐじふじょうほう)」という撮影日時や画像のサイズ、シャッタースピード、カメラの機種などの様々な情報が画像と一緒に記録されています。「日付印字」は、このexif情報の「撮影日時」を読み取ってプリントに印字するので、撮影するカメラの「日時設定」が合っていることがもっとも大切な前提条件になります。

しかし今日は、2番目の条件である「タイムスタンプ機能がOFF」のほうの話です。「タイムスタンプ機能」というのは撮影した瞬間に「写真の画像データに直接日付印字をする機能」です。ですからこの機能を使う上でもカメラの日付設定が合っていることが前提なのですが、やっかいなのは「画像データに直接日付印字をする」ということ、つまりその日付印字は消せないのです。

「ふぉとすてっぷ」の「日付印字サービス」との関係で問題になるのは、「タイムスタンプ機能がON」になっているカメラで撮影された画像データには、すでに「撮影日時」が刻印されていますから、購入時にさらに「日付印字あり」を選ぶと日付が二重に印字されいます。写真を購入した方から「日付が二重でプリントされている」というご意見をいただくと大変申し訳なく思いますが、なかなか100%対応できていません。

例えば、「カメラの日付設定が間違っている」場合は、お預かりした画像データのexif情報をチェックすればある程度わかります。撮影日時が「2007/01/07」とかであれば、これは明らかに間違っているとわかるわけです。そのような時に「ふぉとすてっぷ」のスタッフはその画像データからexif情報を削除して、お客さまが「日付印字」を選んでも写真に日付が印字されないように処理しています。

一方、「タイムスタンプON」で画像に日付が刻印されてしまっている画像は、exif情報をチェックしても発見できません。1枚1枚の画像を直接見なければわからないのです。「ふぉとすてっぷ」では先生からお預かりした写真のレタッチ処理(写真の明るさや色味の調整)を行っていますから写真は見ているのですが、「日付印字があるか否か」を100%識別するのはどうしても難しいのです。その点はどうかご了承ください。

日付印字がされてしまっている画像を発見したら同様にexif情報を削除し、お客さまが「日付印字」を選んでも写真に日付が印字されないように処理していますが、発見できずにexif情報が残っている画像データがあるから「二重印字問題」が起こるわけです。

この問題を根本的に解決するには、先生方が撮影しているカメラの設定を正しくしてもらうことが必要なのですが、今日は長くなってしまったので、続きは次回に回します。

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