社長ブログ

あれ、スポーツモードがない!|コンパクトデジタルカメラの話

皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。

先週の土曜日にある保育園にお呼ばれして、コンパクトカメラの撮り方講座を行いました。私もこの機会にコンパクトカメラのことを勉強しようと思い、自宅にあるカメラを触ってみたり、事前にネットで調べたりしていました。

先生方が日頃撮影している写真はずっと見ていますので、「問題点がどこにあるか」ということはある程度わかっているつもりでした。恐らく失敗写真のほとんどは「オートモード」での撮影だと思われます。一番多い失敗写真は「お部屋で遊んでいる子どもたちを写すとブレてしまう」というパターンでしょう。短い時間で専門的なことをお話しても意味がありませんので、どうしたら興味深く聞いてもらえるだろうかと考えました。やはり「絞り」と「シャッタースピード」の関係性だけは理解してもらうことが大事だと思い、最初にその話をさせてもらいました。

コンパクトカメラに「絞り優先モード」「シャッタースピード優先モード」がついていない機種があることは予想していました。それでも「絞り」と「シャッタースピード」の関係性が何となくでも理解できれば、「ポートレートモード」「スポーツモード(ペットモード)」というのが、どのようなモードなのかがわかり、「スポーツモード(ペットモード)」を使えば、動いている子どもたちがぶれてしまう失敗写真が減らせるはずというところまで行き着ければいいかなと思っていました。

わりと順調に話が進められていたと思ったのですが、先生方に日頃使っているカメラの設定を見てもらっていると「スポーツモードやペットモードがありません!」という声。「そんなことはないでしょう。じゃあキッズモードとかは?」カメラを借りて私も見てみましたが確かにないのです。「ポートレートモード」の次くらいにあってもよさそうなのに・・・と探しましたが見当たりません。

「このカメラでは動いている子どもは撮れないってことですか?」先生方から残念な声が上がります。なるほど、コンパクトデジタルカメラにも性能差があるのだなと納得しましたが、買い換えてくださいという訳にもいかないのでもう一度よく見てみました。そうしたら「ローライトモード」というのがありました。どうやらISO感度を高めに設定することで明るくないお部屋でも手ぶれや被写体ブレを抑えることを狙ったモードのようです。結局、室内で撮るときはいつも「ローライトモード」にして撮ってみましょうということで落ち着きました。劇的な改善は難しくても、少しは効果が出ることを願うばかりです。

今回、コンパクトデジタルカメラについて少し勉強してみて、今後に生かせる知識が増えました。「スポーツモード」とか「ペットモード」という言い方は、そのモードにすればスポーツが撮れると思ってしまう可能性がありますが、例えば体育館で行われるスポーツを撮ろうと思っても、プレーの写真を撮ることは不可能です。だからメーカーも「ローライトモード」のようにシーンモードの命名に苦心しているのでしょう。

今後保育園で新しいカメラを購入する場合は、少し高くても「絞り優先モード」「シャッタースピード優先モード」が設定できて、できるだけ明るいレンズを搭載している機種を選ぶのがよいと思います。

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