皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
「相手の身になって考える」とても大事なことです。仕事でお客さまと話す時はもちろんのこと、日常生活の中で人とのおつきあいをしていく上で、とても大切な姿勢であることは間違いないはずです。自分も含めて人は自分勝手なところがありますから、「横柄にならずに人の身になって考える」ことを心がけるのはとても大事なことですし、私も日頃からそのような意識を持って生活しているつもりでおります。
ところが昨夜テレビを見ていて考えさせられてしまいました。それは昨夜の番組ではなく録画しておいた番組なのですが、日曜日の18:00~18:54にBS日テレで放送している『久米書店』という番組です。久米宏さんと壇蜜さんが話題の本と著者を迎えるトークショーですが、今回は高橋哲哉さんという哲学者を迎えて『沖縄の米軍基地「県外移設」を考える』というテーマでした。
見た記憶なので正確性には欠けますが、印象的だったトークを少しだけ書くことにします。
久米宏さん「ボクが東京都知事選挙に出て、沖縄の米軍基地を15%東京に移設しますと訴えたら当選しますかね。」
高橋哲哉さん「落選する可能性が高いのではないでしょうか。」
このようなやりとりから始まったトークでした。
現在は日本国民の80%が日米安保条約を支持しているという状況です。
久米宏さん「これではどうでしょう。皆さんは日米安保条約を支持しますか?支持する人が多ければ東京で15%の基地を引き受けます。」
この久米さんの問いに高橋哲哉さんがどのように答えたかはよく覚えていないのですが、私が印象的だったのは次のような話でした。
高橋哲哉さん「日米安保条約反対!日本に米軍基地はいらない!という主張は沖縄の基地を固定化することにつながりかねない。日米安保条約を考えるのはひとまず日本本土が沖縄の基地を引き受けてからにするべきです。」
どうですか。私は本当にそのとおりだと思いました。現実的には様々な制約や条件があるのは承知の上で、あくまで私の数字上の単純計算ですが、沖縄県を除く46都道府県が米軍基地や米軍施設を2%ずつ引き受ければ、92%が日本本土に来ます。残りの8%の基地が沖縄に残ったとしても、現在70%以上の米軍基地を抱える沖縄の方々にとっては大変化ですね。きっと支持されると思います。私たちも米軍基地が身近にある生活をしてみれば、沖縄の方たちの気持ちを少しでも理解できるかもしれません。
昨夜から、タイトルの「わかっているつもりにご用心」と冒頭の「相手の身になって考える」ということを考えていたので、書かせていただきました。