社長ブログ

「すぐやる人」がすべてを手に入れる その6

皆さま、おはようございます。インターネット写真販売のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる】は、第4章、第5章と最後まで読み終えたのですが、どの部分を紹介するか定まらず、このままこのシリーズを終わりにしてしまおうかとも思いました。

筆者の藤由達蔵(ふじよしたつぞう)氏は、夢実現応援家(メンタル・コーチ)という肩書きの方で、プロフィールを拝見すると「1991年早稲田大学卒業」とあり、私は1989年卒業なので、学部が違ったとしても2年間は同じキャンパスで過ごした方でした。

「すぐやる人」がすべてを手に入れるというタイトルから、ノウハウ本のようなイメージもありましたが、読み終えてみて、本書は「自分らしい人生を切り開こうと頑張っている人たち」への藤由氏のメッセージだったのだなと感じたので、今日は第5章の一番最後の節を紹介して、最終回としたいと思います。

他人に気分を支配されない人になろう

 本書全体を通じて、「気分は主体的に選べるのだ」ということを説明してきました。気分というのは、ごく普通に使っている言葉ですが、本書では、「意識の状態」とか「活力の状態」という意味で使用してきました。
 気分という言葉を「気」と「分」であると分解してみます。
 気というものがこの世界全体の活力とか、活動するエネルギーであるとしてみると、その「気」の分割された単位が気分であるというイメージが湧いてきます。
「私の気分」と言った場合、全世界のエネルギーを分有する私の気、しかも今この瞬間の活力の状態を示すのが「気分」だということになります。
 世界全体の活力のうち、私の分担に預かっているのが「私の気分」です。
 一人ひとりが自分の人生の主人公だと考えれば、自分の分担である「気分」は、しっかりと自分が担当しないといけません。他人に影響されて主体性を失ったり、支配されたりしてしまうのは本来のあり方ではありません。
 気分は、10秒あれば切りかえられるのです。その方法をマスターして、いつも自分が味わいたい気分をキープしてください。
 そして他人ももちろん人生の主人公です。彼または彼女の気分は彼または彼女の分担です。こちらが勝手に支配したり、強要したりしてはいけません。互いに尊重し合える関係を結びたいものです。
 他人が、陰湿で後ろ向きな陰口をたたいていたとしても、受け流して、あなたはあなたのありたい気分をキープしましょう。影響を受けたとしても、そのたびに気分をリセットして、自分の味わいたい気分を取り戻してください。
 取り戻すには、「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)の調整をすればいいということを説明してきました。
 自分にとって最高の気分になることがいつでも大切です。
 他人との関係においては、互いの自立自尊を尊重し合えるとき、私たちは同じフロアに立つことができます。私たちは、自分らしくあるだけで、自分の気分を世界に向けて発散しています。影響は必ず他者におよびます。
 そのときに、もしも互いに共感し共鳴できるのならば、協力し合い、コラボレーションを楽しみましょう。まさにダンスです。主客が一体となり、どちらが主でどちらが客かわからなくなります。
 そうして、渾然一体となっていくのです。そこに、相互依存関係が生まれ、相乗効果を発揮し始めます。このとき初めて、心の底から「わたしたち」といえる関係が生まれるでしょう。
 ともに自主自律を重んじ、他人の権利を侵害せず、尊重し合い、高めあうことができれば、これにまさる喜びはありません。
 ここまで本書をお読みになったあなたは、「譲れない価値観」を味わいながら「心躍る未来像」に向けて一歩ずつ前進することでしょう。あなたの活躍を心から応援しています。

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