皆さま、おはようございます。保育園、幼稚園写真のふぉとすてっぷ、代表の嶋です。
新しいスタッフが増えると、それがパートさんだとしても労働日数や時間によって、社会保険への加盟が必要になります。また、毎月の給料計算をしていても、スタッフが負担している「健康保険料」と「厚生年金料」は大変な額です。会社はそれと同じ額を負担しているのですから会社の負担も大きいです。だから「社会保険料」への関心は高く、特に納めた「厚生年金料」がどうなっていくのか、多くの人と同じように不安を持っています。
総額30万円以上給料を払っていても、手取額は25万円を大きく下回るので、払う側としても「何だかな~」とため息が出てしまいます。参議院選挙があり、年金問題が注目されていますから、私もスタッフももう少し年金に目を向けた方がいいと思い、今日は書いています。
先ほどの「健康保険料」と「厚生年金料」を比べると「厚生年金料」のほうが倍近く多い額ですが、毎月、これだけの額を貯金したら、5年で、10年で、30年でどれだけ貯蓄ができるのかと考えてみましょう。毎月2万円程度の厚生年金料を払っている若いスタッフで計算しても、自己負担額だけでも5年で120万円、10年で240万円、30年で720万円ですね。会社が負担している分を合わせればその倍です。これはあくまでずっと2万円という前提の計算ですから、給料が上がれば「厚生年金料」も上がり、貯蓄額はもっと増えます。そう考えると「年金問題」に無関心ではダメですね。
現役世代にとっては将来にまったく期待が持てない年金制度なのに、あまり文句が出ないのは、今の若い人たちが優しいからでしょうか。もちろん、これまで日本経済を支えてこられたお年寄りの生活も大事ですから、現役世代のことだけを考えて勝手なことは言えませんが、今の年金制度は根本的に見直さなければならないことだけは確かだと思います。
各政党の政治家やマスコミの方々にもお願いしたいのですが、こんな制度はどうかという様々な提案を、国民にわかりやすくやってもらいたいですね。人口が減っていくのですから、バラ色の未来は簡単に描けませんし、いいことばかりの制度は不可能だとわかっています。だから「成長戦略」一点張りはもうやめましょう。以前『下り坂をそろそろと下る』という平田オリザさんの本をタイトルに惹かれて読んだ記憶がありますが、「成長しない経済」の中で、多くの人が幸せになれる方法を教えてください。そういう政党に投票したいと思います。